不動産の世界においては不動産投資というものがある。
不動産投資というのは、不動産買い取りに対して資本を投入する、地価の変動・上下というものがあるから、できるだけ、近接した場所で不動産を買い取る。そうするとその地域一帯における地下が上昇し、不動産の価格が上昇する。
不動産の価格が上昇した段階で、一気にそれらの不動産を売り払う。
結果、不動産投資のために買い取りを行う際に投入した最初の金額と、不動産を売却した際の差額分によって、一気にもうかるという、不動産投資における鉄則というものがある。
この鉄則に則って、不動産投資における資本をできるだけ増大させるような行為全般を指して、不動産業界における不動産投資という用語が使われているという現状が呈されているのである。
●不動産業界における不動産投資の倫理性
不動産――それは「動産」という言葉と対をなす概念で、土地や建物など、文字通り動かない、不動の財産、動かすことのできない財産、イコール不動産という定義が成り立つ。
不動産と対極にある動産は動かすことのできるものだから、これはいろいろとある。
不動産投資は、土地や建物という本来、価値のないものに対して価値をつけていくわけだから、幻影のようなものだ。
不動産における不動産投資は、幻影性を利用するのであくどいことをする奴もいる。
不動産自体は何ら変化しないのに、価値が変動しているかのように見えるのは、人々が共通の幻影を抱いているという、幻影に踊らされているという、一つの証左であろうが、不動産投資において、一定の倫理・歯止めのようなものがないと、バブル崩壊を引き起こすような悲惨な破局を迎えることは必至であろう。